日本の塗料メーカー初の「SBTi」認定を取得

ロックペイント株式会社が掲げた温室効果ガス排出量の削減目標は「SBT:science-based targets」であるとして、2022年11月、国際的なイニシアチブである「SBTi:Science Based Targets initiative 」より認定を受けました。日本の塗料メーカーとしては初の認定取得となりました。

SBTは、企業が掲げる温室効果ガスの長期的な削減目標が、パリ協定の「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃に抑えることを目指す」というコンセプトの達成に必要な水準を科学的に満たしている場合に、国際組織「SBTi:SBTイニシアチブ」により認定されます。当社は、自社によるCO2排出量を2030年度までに総量で42%削減し、購入した製品・サービス、販売した製品の廃棄、さらに販売した製品の加工にともなう間接的な排出の総量で25%削減を目標にしています。

パリ協定やCOP27を通じて、気候変動への対策は世界共通の認識となり、脱炭素社会への移行が世界的に確実に進みつつある今、我々は、この度の認定取得を機に、エネルギーの効率化・省エネ化、再生可能エネルギー化の推進、環境負荷低減商品の開発など、温室効果ガス排出削減に向けた取り組みを一層加速させて参ります。また、ステークホルダーの皆さまの協力を得ながらサプライチェーン全体で、低環境負荷原料の積極的な利用や塗装仕様の改善を通じて、サステナブルな社会の実現を目指して参ります。

ロックペイントグループ全体の温室効果ガス削減目標(Near-term 1.5℃)

  1. 1.2030年度までに2020年度比で、Scope1とScope2※1の総量を42%削減する。
  2. 2.2030年度までに2020年度比で、Scope3 カテゴリー1と12※2の総量を25%削減する。
  3. 3.2030年度までに2020年度比で、Scope3 カテゴリー11※3の総量を25%削減する。
※1:
Scope1:製造プロセスにおける燃料使用など、工場からの直接排出 Scope2:工場外からの電力などの購入による間接的な排出
※2:
Scope3 カテゴリー 1:購入した製品・サービスにともなう排出 Scope3 カテゴリー12:販売した製品の廃棄にともなう排出
※3:
Scope3 カテゴリー11:販売した製品の加工にともなう排出

環境省 ホームページ内 「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」>トピックス>SBTiの参加日本企業>参加状況はこちら
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/SBT_joukyou.pdf

Science Based Targets>Companies taking action>MEET THE COMPANIES>Rock Paintで検索
https://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action#dashboard

SBT進捗

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